普段から風俗やアダルトコンテンツに関心を持っている方の中には「イラマチオ」というプレイを実際にやってみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。イラマチオは、男性が主導して女性にフェラチオをさせるプレイのことです。

女性が能動的にペニスを愛撫するフェラチオとは異なり、男性が強制的に愛撫させるプレイのため、実際に行う際にはいくつか注意しなくてはなりません。

当記事では、イラマチオとフェラチオの違いを解説するとともに、初心者向けの正しいやり方や注意点などについて紹介します。

イラマチオとは、男性が主導権を握って行うフェラチオのことです。相手にペニスを咥えてもらう点は通常のフェラチオと共通していますが、男性が女性の頭を持って動かしたり腰を振ったりなどして快楽を得る方法が異なります。アダルト商品のジャンルとしても確立しており、イラマチオ専門店が存在するほど、特定のフェチをもった層に人気があるプレイです。

一説によると、ラテン語の「授乳する」「吸わせる」を意味するirrumoの名詞形irrumatioがイラマチオの語源とされています。イラマと略して呼ばれることもあり、検索エンジンに表示されることもある「イマラチオ」は厳密には誤用です。

男性は快楽を調整しやすい反面、女性は喉を塞がれて苦痛を覚えることが多く、男女でそれぞれイラマチオに対する捉え方や感じ方が異なります。女性にとっては、舌の奥が圧迫されて呼吸困難や嗚咽が起こることもあり、SMプレイに近いハードなプレイです。

イラマチオと通常のフェラチオの違いは、プレイ方法・趣旨にあります。

フェラチオは女性が主導権を握り、頭や手を自由に動かせるプレイ方法です。顎が疲れたときは一度口から出して休憩したり、気分によって攻め方を変えたりできます。

一方、イラマチオは男性が女性の頭をほぼ強制的に固定または動かすため、突然喉の奥にペニスが到達することも珍しくありません。

ほかにもペニスが女性の口内の奥深くまで入るプレイとして、ディープスロートが挙げられます。ディープスロートとイラマチオの違いは、主導権がどちらにあるかです。ディープスロートは女性主導で行う、フェラチオの延長に位置するプレイと言えます。喉奥フェラとも呼ばれるプレイです。

ディープスロートは、あくまで女性が自分のペースでペニスを深く咥える方法のため、ディープスロートをしている間、男性は腰を動かさないように注意します。

イラマチオは、女性に負担がかかるプレイです。SMプレイに興味のある相手でなければ、信頼関係にひびが入るおそれがあります。

イラマチオを楽しむためには、女性に寄り添い、了承を得た上で行うことが大前提です。ここではイラマチオのやり方について解説します。

イラマチオは男性が仁王立ちした状態で、膝立ちした女性の口内にペニスを挿入するのが基本スタイルです。ただしイラマチオのやり方は多くのバリエーションがあり、状況や目的に応じてさまざまな体位を楽しめます。

例えば、SM感を楽しみたい場合は、女性に仰向けになってもらう体位「マウントイラマチオ」がおすすめです。仰向けになった女性の上に跨って挿入すると、抵抗できない相手の姿に征服感を味わえます。

反対に男性側が仰向けになり、女性に足の間でうずくまってペニスを咥えてもらう方法「土下座イラマチオ」もあります。両足で女性の頭を抱えるように固定した場合は「ヘッドロックイラマチオ」と呼び、土下座イラマチオよりもさらにハードな体位です。

前述の通り、イラマチオは男性主導で行うオーラルセックスのことです。男性が女性の頭を両手で抱えて腰を振る、もしくは直立した状態で女性の顔を前後に動かして快楽を得ます。女性がツインテールにしている場合、両サイドの髪束をバイクのハンドルに見立てて持つ方法もあります。

初めてイラマチオをする場合は、男性側が腰も腕も動かしやすい仁王立ちでの体位がおすすめです。基本的なやり方に慣れてきたら、仰向けや座った状態でのイラマチオにも挑戦してみましょう。

男性が仰向けになる場合は「土下座イラマチオ」のほかに、69（シックスナイン）の体勢で行う方法もあります。女性に奉仕してもらいつつ、相手のアソコも攻められる体勢です。シックスナインでイラマチオを楽しむときは、足で女性の頭を固定して腰を上下に振る動き方が基本です。

イラマチオは、快楽にまかせて最初から激しくピストンすると、女性に大きな負担をかけるおそれがあります。初心者がイラマチオを楽しむときは、まずは浅く抜き差しする程度から始めましょう。

慣れてきたら、少しずつ挿入する深さを変えます。喉奥に亀頭が当たるくらい挿入して、腰または女性の頭を前後に動かします。

挿入時の注意点は、こまめに女性の様子を確認しつつ挿入の深さを調節することです。喉奥まで深く挿入されているとき、女性は呼吸ができません。相手の様子を見つつ緩急をつけて抜き差しすると、女性に呼吸する余裕を与えられます。男性にとっても、緩急をつけたほうが単調な動きを続けるより楽しめるため、テクニックの1つとして覚えておきましょう。

イラマチオは男性が自分のペースで楽しめるというメリットがあります。ただし、注意点を理解した上で行わなくては、女性だけでなく男性にもリスクが生じかねません。

風俗嬢やパートナーと2人で楽しむためのコツとして、イラマチオをするときの注意点を3つ紹介します。

女性の中には、イラマチオによって苦痛だけでなく快楽や興奮を覚える方がいます。あくまで一部の例であり、基本的には女性にとって負担のあるプレイです。

相手がプロ・素人のどちらであっても、イラマチオをするときは、まず了承を得ることが大切です。前触れなく喉をペニスで塞ぐと、相手が恋人やプロであっても恐怖や不信感を与えるおそれがあります。

また、中断したいときのサインを2人で決めておくことも、トラブルを回避するコツです。口が塞がるイラマチオでは言葉で意思を伝えにくいため、女性が出しやすく男性が気付きやすいサインを取り決めておきましょう。

サインが出ていなくても、声かけをして、相手が中断してほしそうであればすぐに動きを止めて様子を見ることも大切です。

イラマチオは、ペニスを喉の奥深くまで挿入するため「嘔吐反射」が起こる可能性があります。嘔吐反射とは、口腔内や喉奥に異物が入ったときに吐き気をもよおし、えずきが起こる生理的反射のことです。喉奥にある部位にペニスが当たった場合、本人の意思とは無関係に起こります。

食後など胃に内容物が残っている可能性がある場合、イラマチオをすると危険です。胃の内容物を嘔吐したり吐しゃ物が気道に詰まったりと、事故につながりかねません。

女性が嘔吐を我慢しようと反射的に口を閉じれば、男性側もペニスに怪我をする危険性があります。2人の安全性を確保する意味でも、食後や胃に内容物が残っている状態でのイラマチオは避けましょう。

イラマチオは、オーラルセックスの中でも激しい部類に入るプレイです。乱暴に行うと前述の嘔吐反射のみならず、女性の顎関節を傷めたり喉奥に傷をつけたりするリスクがあります。不用意にガン突きして喉奥が傷つけば、咽頭炎が生じる可能性も考えられます。

また、性器を口内に挿入する以上、口内炎や性感染症のリスクも考えなくてはなりません。イラマチオによる口内炎は、口内の小さな傷に細菌が入り込むことが原因です。性感染症の中には、性器のみならずオーラルセックスによる粘膜接触も感染原因となるものがあります。

咽頭炎や口内炎などを避けるためには、乱暴な行為とならないように配慮することが大切です。性感染症のリスクも考慮して、パートナーと自分自身の体調にも注意しましょう。

イラマチオは、男性が主導権を握って行うフェラチオのことです。通常のフェラチオは、女性が能動的に行うものですが、イラマチオは男性が半ば強制的にフェラチオさせるプレイになります。

苦しい顔を浮かべる女性を見て興奮を覚えたり、喉奥まで挿入することで快感を得られたりといった点がメリットです。しかし、女性に負担の大きいプレイでもあるため、女性への心配りを忘れてはなりません。

事前にイラマチオをしたい旨を伝えることはもちろん、いきなり女性の頭を鷲掴みにして喉奥まで突くのではなく、最初は浅めに挿入することから始めましょう。