ソープランド（ソープ）は、男性のお客様に濃密なプレイを提供するサービスで、働き始める前にいくつか心得ておくべきことがあります。デリヘルやホテヘルとは異なる側面もあるので、未経験の場合はソープの特性も理解しておきましょう。

当記事では、ソープで働く際の心得6か条と、面接前に心得ておくべき2点について詳しく解説します。「想像していたのと違う」というギャップを防ぐために、ソープで働いてみたいと思っている方はぜひ最後まで読んでみてください。

ソープで安心して働き始めるには、さまざまな事柄をあらかじめ理解する必要があります。ここからは、特に心得ておくべき6つの内容について解説します。

ソープには、さまざまなニーズを持つお客様が訪れます。ただ性欲を満たすだけではなく、癒やしなどを求めて来店するケースも少なくありません。もちろん、年齢や職業、性格、趣味も十人十色です。相手に合わせずいつも同じ接客をしていると、お客様に満足してもらえないでしょう。そのため、接客時は「お客様が何を求めているのか」を見極めることが大切です。

求めているものを探る際は、お客様の様子を入念に観察する方法が効果的です。お客様を注意深く観察し、「この人は恋人気分を味わいたがっている」「この人はプロの技術を求めている」などのニーズを見極め、適切に対応しましょう。「自分の発言や行動が相手に不快な思いをさせないか」という心遣いも必須です。そうした心遣いはお客様の安心感に与え、次回の来店にもつながります。

一般的な接客業と同様に、丁寧に接客することも求められます。「笑顔で挨拶をする」「敬語を使う」「物を渡すときは両手を使う」など、礼儀礼節を重んじた対応を心がけましょう。接客態度が悪いと、リピートを逃したりクレームにつながったりしかねません。言葉1つで、その人の印象は大きく変わります。友だちに話すような言葉遣いやため口はNGです。尊敬語や謙譲語も正しい方法で使い、お客様に敬意を表しましょう。

特に、最初に会ったときの挨拶は重要です。心を込めて明るく挨拶することで、お客様に好印象を与えられます。ソープ嬢たちはお店にとって看板のような存在であり、ソープ嬢の接客態度はお店そのものの評判に直結します。お店の印象を悪くしないよう、プレイだけでなく、前後のやりとりや細かな仕草にも気を配りましょう。たとえば、お客様の靴を綺麗に並べる、差し入れは両手で受け取るなどが挙げられます。

不潔な印象を与えてお客様の気分を損なわないよう、身だしなみにも気を遣う必要があります。

ソープではマットプレイなどを行うこともあるため、「経験がないのに働いていいのか」と不安を覚える方もいるでしょう。しかし、ほとんどのソープではベテランのソープ嬢などから講習を受けられます。

また、最初から難しいテクニックを身に付ける必要はなく、まずは基本的な内容をマスターすればOKです。初心者でも行いやすいテクニックから少しずつ学び、繰り返し行うことで、徐々にソープ特有のプレイに慣れていきます。その結果、上級者向けのテクニックも身に付くでしょう。

ソープで働いていると、お客様に個人情報を聞かれる可能性もあります。素直に答えると、内容によっては身バレやストーカー被害につながるリスクもあるため、個人情報はうまくごまかす形で答えて問題ありません。嘘も方便と割り切り、適度な嘘も混ぜながら答えましょう。

ごまかす際は、あらかじめ設定した架空のプロフィールを徹底するのがポイントです。会話のたびに話が変わったり矛盾したりすると、嘘を見抜かれてお客様を傷つける結果になりかねません。お客様に疑念を抱かせず、ソープでの時間を心から楽しんでもらえるよう、架空の女性にしっかりとなりきりましょう。

ソープでの本番行為は禁止されているため、強要された際ははっきりと断るようにしてください。「本番はダメなんです」「お店から禁止されているんです」と笑顔で返しましょう。

本番行為を迫られそうになったら、先に「今度は私が舐めたい」と責めに回るのもおすすめです。何度断ってもしつこく強要される場合は、本当に困っている様子で泣き真似をしたり、「お店に連絡します」と伝えたりすると諦めてもらえるでしょう。それでもお客様が引き下がらない場合はプレイを中断し、お店のスタッフに相談してください。

勤務を始めてから困ることがないよう、ソープの面接を受ける前に給料システムや仕事内容を理解しておきましょう。ここからは、ソープの給料の仕組みや仕事の流れについて説明します。

ソープの給料は完全歩合制であり、コース料金にバック率をかけた基本バックに、指名料やオプションのバックを加算するのが一般的です。たとえば、コース料金が20,000円でバック率が50％の場合、10,000円がソープ嬢の取り分となります。コースの時間は同じでもお店によってバック率は変わり、基本バックの額も異なります。

また、指名料には受付の写真による「写真指名」、公式サイトなどからの「ネット指名」、前に遊んだソープ嬢をリピートする「本指名」などの種類があります。写真指名やネット指名には指名料を設定していないお店もありますが、本指名は2,000〜5,000円の費用がかかります。指名料にもバックがあり、バック率は50〜100％なので、指名をもらうほど給料が上がる仕組みです。オプションのバックも同様です。お店によって稼ぎやすさは変わってくるため、入店前にバック率の設定を確認するとよいでしょう。

ソープでの仕事は、プレイする部屋の準備から始まります。お風呂にお湯を溜めたり、ベッドにシーツを敷いたりして部屋をセットし、終わったら受付にコールしてお客様を迎えに行きます。お店によってはお客様を迎えに行かず、部屋で待っているケースもあります。お客様を部屋まで案内したらプレイ開始です。お客様と服を脱がし合い、洗い場で体を洗いましょう。

その後お客様と入浴し、マットプレイとベッドプレイを行って、シャワーで体を流します。コース時間が短い場合は、入浴やマットプレイが省略される傾向にあります。また、コース時間が長い場合、お客様によっては休憩を挟んでから2回目を行うこともあります。着替えを終えてお見送りをしたら終了です。

ソープで働く際は、講習があるので難しいテクニックを習得していなくても問題ありませんが、丁寧な対応など基本的な接客技術は求められることを心得ておきましょう。また、メイクや髪、ムダ毛処理など、清潔感のある身だしなみに整えることも最低限のマナーです。

ソープの給料システムは、一般的なアルバイトの時給制と違い、お客様の支払った金額から一定の割合をかけて給料が支払われる仕組みです。プレイのサービスだけでなく、部屋の準備やお見送りなども業務に含まれることも覚えておきましょう。